腎臓の主な働き
   @尿を作る: 老廃物を排泄します        
         電解質を調整し、血液を弱アルカリ性に保ちます
          体内の水分量を調節します
   A体に必要な造血ホルモン・活性型ビタミンD等を作ります

腎臓が働かなくなると
   慢性腎不全がすすみ、生命を維持していくのに透析療法が必要となり、今後一生続けて
   いかなければなりません。
   透析療法には、血液透析以外に腹膜透析や腎移植という方法があります。それぞれに長所、
   短所があります。血液透析をこれから、何十年と続けていくことになりますが、途中から腹膜
   透析や腎移植に移ることも、逆に血液透析にもどることも可能です。希望があれば伝えて
   ください。

血液透析とは
   血液透析は、透析膜を通して、血液から体に余分な水、ナトリウム、カリウム、リンそして
   尿毒素の除去を目的とします。血液透析は、現在原則として週3回、一回4時間が必要
   です。
   そして、食事内容や水分摂取に気をつけていただく必要があります。

血管アクセス (シャント)とシャントの管理
   一般には、自己血管による内シャントに2本の針を刺し、一方から血液を取りだし、透析して
   他方から体に返します。穿刺は痛みを伴い、時には穿刺に失敗することがあります。また、
   シャントには、狭窄もしくは閉塞といったシャントトラブルが起きることがあります。トラブルを
   防ぐためにも透析後の内シャントの止血の確認、清潔にすることや血流の管理(シャントの
   音を確認など)が重要となるのでシャントを大切に扱うようにして下さい。
   透析をした日の入浴は、原則禁止です。

ドライウエイト(適正体重)と体重管理・血圧管理
透析と透析の間の体重増加量に注意が必要です。1日空く時は、ドライウエイト(DW)の3%
DW50kg1.5kg),2日あく時は5%(DW50kg2.5kg)までです。そのためには、水分と塩分
を摂りすぎないことです。水分は1:ドライウエイト×15ml程度以下(尿が出ている場合は、
尿量+500ml程度以下)、塩分は一日6g未満にしてください。
ドライウエイトとは、体の水分量が適正で体調の良い状態の体重のことです。ドライウエイト
は、一度決めたらずっと同じではありません、胸部レントゲン(心胸比は男性50%以下、女性
55%以下)、血圧の値、浮腫の有無、食欲の有無などを参考にし、随時変更します。ご自宅で
時間を決めて毎日体重測定する習慣をつけましょう。

食事の管理
水分と塩分 上記のとおり
カロリー 必要なカロリーを摂る。1:標準体重×3035kcal
蛋白質とリン:リンの多いたんぱく質や添加物食品(冷凍食品等)に気をつける。リン1:800mg以下に制限する。
カリウム:カリウムの多い生野菜や果物を摂り過ぎないことです。ドライフルーツは禁止。
カリウム 1:2000mg以下に制限する。

検査について:
   体重・栄養管理や合併症予防のために行います。

適度な運動・休息
   透析当日の透析後の運動はダメです。

内服薬・注射
   医師は、病態に応じて適切な薬を処方するのできちんと内服して下さい。
   透析を受けている中で、多くの合併症、例えば、高血圧、血圧低下、梗塞、出血などがあり、
   そのためにお薬が増えることがあります。納得がいかない場合は遠慮なくご相談下さい.。

患者会である清腎会について
   清腎会に是非とも参加いただくことをお願いします。透析を受けられる皆様の医療の
  向上に向けて活動されております。年2回の総会と共に、防災訓練、講演会が
  あります。
  年1回日帰りの旅行もあります。
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